我が国は他国に類を見ない高度経済成長を経験し、この時代に社会基盤施設が急速に整備されました。
 コンクリートは社会資本構成の最も重要な構造体の一つであり、道路・橋梁・トンネル・ダム・港湾施設から建築物まで広く用いられており、耐久性に富んだ材料ですが、建設当時では知られていなかった劣化現象や、対象としていなかった地震動など、過去の設計技術レベルが現状に対応していなかったことや、急速施工の代償としての初期欠陥により劣化が顕在化することが少なくありません。
 最近ではそのなかでも、

 (1) ひびわれが発生しやすく種々の損害を引き起こす
 (2) 大気中の炭酸ガスの作用による中性化、補強鉄筋の発錆による劣化の進行
 (3) 海塩粒子、海砂、反応性骨材等の影響によるコンクリート耐力の低下

等の問題が多く表面化し、社会的不安と損失を投げかけています。
 当社は物理探査、非破壊試験により、土木構造物から建築物の健全度調査から対策の提案までを行ないます。


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赤外線熱画像法による建築物診断
赤外線熱画像法による法面及びコンクリート構造物の老朽化診断